ブックエンド

本と本のあいだのあれ

『組織の毒薬』

マネジメントのことも学びたいけど、仕事の仕方そのものも学びたいというところに、新聞の広告で発見。

 サイバーエージェント副社長の日高裕介氏による社内報のコラムをまとめたものとあって、一問一答的にヒントが示されている。66本紹介されており、全部を紹介したいけど、いくつか。

仕事がうまくいっていない時は、なにかを先送りしている可能性がある

3ヶ月に1度の役員合宿で先送りしている課題を徹底的に潰す、とのこと。自分も月に1回位タスクリストの上の方に居座っているやつを退治せねば。

気持ちよく働いてもらおうと思う必要なんてない

仕事を依頼する時は、本来厳しさも優しさも必要ありません。チームでゴールや目標の共有ができているかどうか、そしてメンバーがゴールに対して当事者意識を持てていることが理想形です。常に理想を目指しながら、現実にのみ込まれて視点が下がらないようにしたいものです。

曰く、気持ちよく働くことは目的ではない、適切なゴールの共有ができていれば自然と気持ちよくなる。往々にしてこれはブレる気がする。リーダーとしてある種のポピュリズムに走ってしまういいことはない。成長機会を奪ってしまいかねない。一方で、当事者意識とチームのゴールをすり合わせるためのコミュニケーションが肝要であると。

「目標が適切だったか?」も振り返る

ついつい高い目標を口にしてしまったり、目標設定も見直す気持ちと仕組みがないと用意に間違いを起こし、しかも自浄作用も働かない。ご都合主義とは戦わなければならない。

コミュニケーションは飽きる

自分が主催している、あるいは参加している定例会議も、「本当に自分が参加する必要があるのか?」「その場は目的がなにでどんなコミュニケーションを働きかけるばきなのか?」と定期的に見直しましょう。その方法は、結局自分の頭で考えるしかありません。

あらゆる会議などの形骸化はとても身近にある。当たり前のごとく続けるべきものは続けて、辞めるべきは辞めればいいけど、大切なのは意図を持ってそれらに臨むか。

「リーダー理解するべき仕事の対価とは」

自分の時間を使って仕事をするからには、自分が働いたせいかを最大化させたいという欲求が働きます。その欲求は給与のような対価と同じくらい、もしくはそれ以上に仕事をやる理由として大事なものです。ということを、リーダーは知っておく必要があると思います。

ことNPO業界はやりがいで動く。その分、メンバー一人ひとりが自らやりがいを見つけ、突き詰めるが、それに甘えてはいかん。成果の最大化をどれだけサポートできるか、それがリーダーの成果であることを意識せなば。

 

他にもたくさんヒントがあった。とりあえずは手元においておこう。