ブックエンド

本と本のあいだのあれ

『虐殺器官』

出張のお供にと思って、一冊。昨年度(『屍者の帝国』)からの続きということで、『ハーモニー』と悩んだ結果。 『ハーモニー』でもよかったけど、何となくおどろおどろしいものが読みたくて。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

 

実質的には『屍者の帝国』と地続きになっているような、民間軍事企業が跋扈するような場所において「人間が人間たる境界はどこにあるのか」ということについて、つい惹かれてしまう言葉を駆使して描かれている。