『人と企業はどこで間違えるのか?---成功と失敗の本質を探る「10の物語」』
約3週間ぶりの更新。2月頭は忙しかったので仕方ない。
人と企業はどこで間違えるのか?---成功と失敗の本質を探る「10の物語」
- 作者: ジョン・ブルックス,須川綾子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中東情勢なども気になりつつ、なんとなくがっつりハウツー本に手も伸ばせず、哲学はいまいち踏み込めず、組織に関するストーリーとして読んでみた。
今年買った中では明らかに一番のボリュームなんだけど、「映画」みたいにスッと読めた。「事実は小説より奇なり」というくらいに企業にまつわる様々な失敗にまつわるストーリーが入っている。
一番恐ろしいのは、ゼネラルエレクトリック社における”コミュニケーション”の話。例えば上司と部下とでは「こんな感じ」のニュアンスが大きく違うなど、多かれ少なかれ全ての組織が抱えるリスクである。単なる意思統一や共通言語の問題というよりも倫理観というような極めて根深い問題だなと。
人のふり見てわが身を直さねば。